バックリブって骨付き肉の美味しさそのままに、スペアリブより脂っぽさ控えめで美味しいんですよね。
脂控えめな分、調理方法を間違えるとパサつく危険性も!
失敗なしの真空調理で低温で火を通すレシピをご紹介。
今回はもう一本が止まらない、ちょっと和風な味付けで。
バックリブは真空調理で柔らかく
バーベキューにおすすめの部位の肉として、以前ご紹介した豚のバックリブ。
その記事はこちら↑なんですが、バックリブは豚のあばらの背中側の部位です。
スペアリブはあばらのお腹側で、骨についてるお肉も多いんだけど、バックリブよりはこってり脂が多い部位。
なのでスペアリブほどしつこくなく食べれるバックリブがおすすめ。
以前はコストコぐらいでしか見たことなかったんですが、最近イオンなどのスーパーでもちょこちょこ見かけるようになりましたね。
手に入れやすくなってきました。
で、その脂少な目のバックリブなので、高温で調理してしまうと脂や筋のゼラチンがジューシーさを補填してくれる以上に、お肉がパサついてしまうんですよ。
蒸したり、茹でたり、煮たり・・・もちろんお肉は骨からホロッと外れるほど柔らかになってはいるんですけど、お肉の筋繊維が目立つばっかりでパサパサ。
ジューシーさがない・・・なんてことに陥ってしまいがち。
「コトコト煮込んだらホロホロ柔らか」=「めっちゃ美味しい」みたいな方程式は、なんとまあ成り立たない訳ですよ。
高温で蒸したり、茹でたり、煮たりしてる間に、大事な肉汁全部流れちゃってるんよね。
やっぱり美味しいバックリブを手に入れるには、肉汁を逃さない「低温」で調理することが大事。
オーブン一筋で低温でじっくり焼くのももちろん美味しいんですが、結構肉が乾燥して肉縮みが大きくなっちゃうんよね。
あんなに大きかった肉が「あれ?!これだけ?!」なんてね。
また、普通の日本の家庭って電子レンジとオーブンが一体型やん?
何時間もオーブン使うことになるので、その間電子レンジが使えないんよね。
冷ご飯が温められないっなんて惨事に陥ることも( ゚Д゚)
よくバッティングすることあるんよねー、何時までに焼けるやろーって思ってたら長引いちゃってみたいな・・
真空調理器でじっくり火を通すと一番肉縮みが防げるし、誰かが電子レンジ使うかなって気にしなくていいしね。
何よりその食感が絶品なのです!!
調理時間はかかりますが、ほっぽって置けるのでラクラクですよ♪
バックリブの味噌漬け込み
バーベキューにぴったりな本格アメリカンスタイルのバックリブのレシピも以前ご紹介したのですが、今回は和風に味噌でいきます!
でも西洋ハーブも使います。今回はタイム♪
これが合うんですよー!
「木の芽みそ」みたいな感じやねん。
タイムのしっかりした青くて爽やかな香りが味噌とマリアージュ。
もちろんこれもバーベキューで食べても美味しいです( *´艸`)
味噌 120g
みりん 大さじ4
酒 大さじ4
砂糖 大さじ3-4
タイム(葉を刻む) 小さじ4
1
味噌・みりん・酒・砂糖・刻んだタイムの葉を混ぜて軽くラップをし、500Wで1分。
混ぜてもう1分。もう一度よく混ぜ、冷ましておきます。
2
バックリブの膜をはがします。骨に引っ付いてる膜ね。
滑るのでキッチンペーパーでしっかり持って引っ張ると、手でも簡単にはがせます。
この膜、ブヨブヨして固く美味しくないので、調理前にとっておきましょ。
3
1で作った味噌をバックリブにまんべんなく塗って、真空パックに入れて、真空します。
4
これで一晩から丸一日、冷蔵庫で休ませます。
5
真空調理器を好みの温度にし、好みの時間調理。
オススメは63℃で36時間か74℃で8時間。
それぞれ食感の違いなどは、さっきご紹介したBBQにぴったりの別記事をご覧ください<(_ _)>
6
できあがったら真空調理器から取り出して、氷水などで急冷してください。
7
食べる時はオーブン150℃で10分ほど温めたらできあがり。
バーベキューで食べる場合は弱火の網の方で温めてくださいね。
バーナーがあれば炙ってもGOOD!
家でもバーナーがある方は、調理温度より低い温度で真空調理器でバックリブを温め直し、バーナーでさっと表面を焦がすだけでも良いですね♪
骨付き肉ですが、しっかり骨からするっとはずれるほど柔らかい仕上げになってます。
なので食べやすく、ちょっと付け合わせを作ったら、立派なおもてなし料理にもなります。
骨付きだと豪華に見えるんですよね( *´艸`)
食べ辛くないっていうのもポイントです。
せっかくのお料理でも、肉と格闘してたりしたらお喋りできなくなっちゃいますもんねー(;^ω^)
味噌につけて寝かして、肉を柔らかく、風味良く。
でも何と言っても真空調理で低温で火を通すことで、普通の調理法じゃありえないしっとりさを兼ね備えつつ、柔らかくなるんですよね。
普段はBBQで活躍する豪快なバックリブですが、日本酒や白ワインにも合うちょっと大人(?)なタイム味噌テイストもぜひ試してみてください♪
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