真空調理で野菜も栄養を逃さず風味UP ANOVAでにんじんのグラッセを作ってみた

低温調理(真空調理)レシピ

 

にんじんのツヤツヤした甘いグラッセ。

にんじんが苦手なお子さんもバクバク食べられますね。

真空調理すれば茹でている間に溶け出てしまう栄養素や風味をキープできます。

ハンバーグやステーキの付け合わせにどうですか?

 
 

野菜を真空調理

真空低温調理器ANOVAを使って、夜な夜な専ら肉をお湯につけて戯れてたんですが(笑)

真空低温調理って肉・・・というかたんぱく質じゃなくても使える♪

野菜だって真空調理するメリットがあるんです。

野菜の場合は、肉や魚ようなタンパク質よりも高い温度が必要なので、低温調理とは言えないかなーと思うんやけど。

というかANOVAは真空調理器(sous vide)であって低温調理器と言うと語弊があるんですけどねー。

世の中では真空調理≒低温調理になっちゃってるので、敢えてそこは流してウチも真空調理って言ったり、低温調理って言ってますが。

野菜はこの真空にして調理するってところがミソですね。

真空パックの中で調理するので、水に栄養分や風味が溶けださず、味が濃く栄養分もキープできるんです。

ただ野菜は、タンパク質よりもでんぷんやペクチンを含んでいるので、肉や卵より高い温度で調理する必要があります。

でんぷんもペクチンが変性することで、野菜が柔らかくなるのですが、両方とも約80℃以上でないと変性しないんです。

50℃~80℃の間、中でも特に60℃~70℃の間は、熱を加えているのに逆に野菜が硬くなってしまうという現象も!

この低い温度をキープしすぎると、なんと生より硬く、それ以上加熱しても柔らかくならないんなんてことも。

野菜の種類によって、この硬化現象が起きる温度や必要な時間の長さが違うんですが、熱をとにかく加えれば柔らかくなるみたいな単純な仕様じゃないんよねー。

なんか不思議やわ。

というわけで、人参は70℃以下で加熱すると生より硬い!なんてことになってしまいます。

今回はそんなパリパリした人参を目指してないので、80℃以上で加熱しましょね。

人参嫌いなお子さんでも食べられる柔らかくて甘い人参グラッセ♪

塩や砂糖などの調味料を調整すれば、赤ちゃんの離乳食にもぴったりですね。

お湯にぽちゃんと入れるだけなので、忙しいママ・パパにも簡単にできちゃいます。

真空パックを使うから作った後に移し替える必要がなく、多めに作っても保存らくらく。

真空パック器を使えばさらに日持ちがするので嬉しいですね。

 

真空調理器ANOVAで人参グラッセ

 

人参グラッセ 用意するもの
人参     2本(300g程度)
砂糖     大さじ1
無塩バター  10g
粗塩     ひとつまみ
コリアンダー 少々
ナツメグ   少々

 
真空調理器は85℃にセットします。

人参は皮を剥いて、1.5㎝くらいの厚さになるようにカットします。

輪切りでも、縦に割って等分してもどちらでも。

真空調理なら煮崩れることがないので、面取りとかいらないですよ。

真空パックに人参と調味料をすべて入れます。

真空パック器を使うなり、水に沈めるなりで空気を抜いて密封します。

設定温度になったらお湯に入れて、50分放置。

そのまま美味しく食べれますが、さらに真空パックに残っている人参のエキスをちょっと煮詰めるなり、レンジで水分を飛ばすなりしたものを人参に絡めるとさらに美味しいです♪

コリアンダーはオレンジのような柑橘の香りがするスパイス。

ナツメグはひき肉料理に入れたくなるヤツですねー。甘くてさわやかな香り。

人参との相性がとっても良いので、ちらっと一振りするのがおすすめです。

離乳食用に作られる方は、調味料を減らすなり、抜くなりして調整してくださいね。

大人ももちろんですが、特にお子さんには栄養のつまった野菜を食べてもらいたいですもんねー。

そんな時には野菜も真空調理するのがおすすめです!


そして野菜の真空調理で嬉しいのはほっとけて、洗い物が減ること♪

野菜はこの85℃くらいで調理するのがちょうど良いものが多いから、人参グラッセを作ってる間に、横でとうもろこしを茹でるなんてこともできますよ。

 

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