おせちにぴったりな鶏の八幡巻きも低温調理すれば、簡単しっとり。
面倒なタコ糸成形もなしに、火通ってるかなぁなんて心配せずに、美しい断面の八幡巻きができあがり♪
低温調理で鶏の八幡巻き
いやーあっという間に年末が迫って来てますね。
お正月のおせち料理にぴったりなモノも、真空調理で「ほったらかしで絶品」に仕上がるレシピを色々載せたいなぁなんて意気込んでいたのもいつのことやら・・・
もう来年がホンマにそこまで迫ってきてるやないのっ(;’∀’)
とりあえず一つでも載せよう・・・ということで、今日は低温調理器ANOVAを使って鶏の八幡巻きを作ってみます。
八幡巻きって、もともとは京都近くの八幡村って村の郷土料理。
下処理したゴボウをウナギでくるくるっと巻いて、甘辛くタレをかけて焼き上げる料理ですねー。
八幡村はゴボウの産地で、近くで天然ウナギも取れたんやって。
美味しい組み合わせやろーなぁとは思いますが、正直、この本来のウナギの八幡巻きは食べたことないんですよね。
アナゴはあるけど(笑)
家で作ろうかと思っても、一般家庭で、なかなか生のウナギが手に入ることってないですしね。
ということで、鶏で代用。
ま、このウナギを鶏に代えても美味しいのは目に見えてますねー。
そして、この八幡巻きって何がイイって、切った時の断面の美しさ。
キレイにキュッと鶏でゴボウを巻くことができれば、ゴボウがちゃんと中心にくるはず。
見た目もちょっと手の込んだ風で、おせち料理にもぴったりですね。
普通に作るとしたら、鶏をゴボウで巻く時にはぐるぐるタコ糸でしばらなあかんのやけど、ちょっとそれが面倒くさい。
上手にタコ糸真かないと、肉がムニムニはみ出てきちゃう。
また、焼いてタレをかけながら煮からめてるうちに、肉のジューシーさだって失われちゃったり(*´Д`)
真空調理器を使えばタコ糸を使わなくても、ラップでクルンと成形。
鶏肉も低温調理でしっとり♪
めっちゃ簡単ですねぇ。
真空低温調理器ANOVAで簡単鶏の八幡巻き
ウチではANOVAを使ってますが、お手持ちの真空調理器をお使いくださいな♪
ごぼう(できれば直径1.5cm前後) 鶏肉の長さ分
醤油 大さじ1
砂糖 大さじ1
みりん 大さじ1
酒 大さじ1/2
真空調理器は65℃にセット。
ゴボウは流水で洗って、よく汚れを落とします。
少量の酢(分量外)を加えたお湯で下茹でします。
スッと串が通るくらい柔らかく茹でてください。
鶏もも肉の余分な油を取り除き、厚いところを開く。
できるだけ、長方形に近づけるように、厚いところ開いて余る場所は切り取って薄いところへ。
ラップを広げて鶏もも肉を乗せ、下茹でしたゴボウを乗せる。
鶏もも肉でゴボウを巻き、ラップでキュッと成形する。
ラップの両端を持って、一定方向に台に押し付けるようにしてコロがしながら、両端をくるくるねじらせていくと成形しやすい。
ラップの両端はしっかりねじられたら、それだけでOK。
真空パックに、調味料全てと、ラップで成形した鶏肉を入れる。
真空パック器なり、水に沈めるなりして、真空パックから空気を抜いて密封する。
真空低温調理器の温度が設定温度になったら、ちゃぽんと真空パックを入れて、2時間放置。
時間になったら取り出して、急冷する。
なんですが!
真空パックを水に沈めて真空にした方は、ここでもう一手間あります。
お湯から取り出した後に、真空パックをあけて鶏肉にかかっているラップをそっと取り外します。
そして、タレに均等に浸かるように、もう一度水に沈めて真空にしたら、急冷してください。
(水に沈めて真空にするマニュアル方法だと、真空パック器より真空度合いが弱いので、ラップのままだと中まで味が染み込みにくいんです。)
急冷したら、一晩冷蔵庫で寝かします。
鶏肉を取り出して、水分をキッチンペーパーなどで良く拭き取り、バーナーで表面を炙るか、フライパンで表面に焦げ目をつけてください。
あとはお好きにカットして、できあがり♪
低温調理で鶏の八幡巻きをおせちに ANOVAで簡単美しい断面!-さいごに
一晩寝かせて中まで味が染みわたった八幡巻き。
低温調理なのでもちろん、しっとり仕上げですよー。
くるくる巻いたりする作業がないのでとっても簡単。
真空調理としてはいつもながらですが、中までちゃんと火が通ったかなーなんて心配いらないのも嬉しい!
コレ、おせち料理としてはもちろん、お弁当にも見た目がキレイなので、持ってこいですよねー。
中心のゴボウは、まん丸が美しい!と思うので細目のゴボウを丸ごと使うのが、ウチの“見た目”の好みなんですが、もちろん太いのを4等分にしてもいいですよ。
人参やインゲンを入れて色どりプラスするのもありですね。
それでは今日はこの辺で。
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