家族は唯一の肉親で大切な存在なんだからって言う人も多いけど、そんな家族ばかりではないですよね。
これまでの積み重ねで今後の自分の生活を守るためにも、もう家族とは疎遠にしたい、縁を切りたいと考えてる人も多いです。
家族と絶縁するためにはどうすればいいのか?
法律的に有効な手続きはあるのか?
詳しくご紹介します。
家族と絶縁する方法が知りたい…
親は常に子供の幸せを祈っている。
子供が嫌いな親なんていない。
兄弟は仲良く助け合っていくもの。
家族仲がよければいいんですが、そうでない家族も大勢います。
私自身、家族とは一定の距離を置いてつきあっています。
法的手段を使ってまでの絶縁はしていませんが、親には私はいないものと思ってほしいことは伝えています。
でも一時期は必死になって調べました。
戸籍の分籍とかどうやったら縁を切る事ができるのかとか。
家族とはいえ、あなた自身が縁を切った方が上手くいく、精神的に平和になれるというのであれば、縁を切ることもいいと思います。
法的に縁を切る方法はないのか、どうすれば家族との縁を切ることが出来るのか、気になる点は沢山あると思いますが、法的に家族と縁を切ることが出来るのか下記にまとめてみました。
家族との絶縁は法律的に認めらえる?
複雑な環境で、家族と絶縁したいと思っている人は少なくはありません。
法律的に家族と絶縁する方法はあるのなら、法的に家族とのつながりを絶ちたいと思ってしまいますよね。
しかし、残念ながら家族と法的に縁を切る方法はありません。
あなたにとってどんな親であっても、親が亡くなれば連絡が来るようになっています。
もし親や兄弟が生活保護の申請をすれば、役所からあなたに連絡が来て扶養できないのか聞いてきます。
実際問題、「扶養は無理」と断ることはできるんですけどね。
でも絶縁したいっていうのは、それだけの問題ではないですよね。
法的手段と言えば、「相続放棄」をすることで、親子関係を否定することが出来ます。
相続放棄をしたからといって、絶縁できた!とはならないですよね。
本当に絶縁することはできないんでしょうか?
家族と絶縁する手続き方法
法律的に親と絶縁する方法はありませんが、親との関わりを絶つ方法はいくつかあります。
法律では親とは絶縁できなくても、必ずしもずっと一緒にいなければいけないというわけではありません。
自立して親元から逃げるなど、物理的に離れることで結果的に親と絶縁することになります。
個人情報を誰にも漏らさないようにする事!
これが親と絶縁するためのポイントです。
電話番号やメールアドレスを変える
とにかく連絡手段をなくしましょう。
電話番号やメールアドレスは変えて新しくします。
私の場合、フリーメールのアドレスを親が知ってるので、それは敢えて残しています。
その代わり、そのアドレスは普段は使うのをやめました。
変更した場合は、友人などに新しい番号やアドレスを教えるのを忘れずに!
引っ越しをする
今住んでいる場所が知られているのであれば、当然引っ越しをおすすめします。
飛行機の距離だし、親の性格を考えたらここまで来ることはないと確信できているのなら、そこに住み続けるのもありですね。
ただし家を知られている=住所が分かるわけなので、手紙が来たり、誰かが代理で来る可能性もあります。
根回しをする
いくら電話番号を変えたり、引っ越しをしても他の人から新しい番号や住所がバレてしまうんでは意味がありません^^;
親戚や友人などにはしっかりと根回ししておきましょう!
「この人は危ないな・・・」って思う場合には、情報を出さないっていうのも選択肢の1つですね。
絶縁といっても、どこまでの関係を求めているのかで対処する範囲は変わってきます。
絶対に自分の居場所を知られたくない、もう顔も見たくないし声も聴きたくないのであれば徹底しましょう。
分籍&住民票・戸籍の附票に閲覧制限をかけよう
徹底的に絶縁したいのであれば、これはとても大事!
住民票と戸籍の閲覧制限をかけることによって、親に自分の今住んでいる住所が知られずに済みます。
ただしこれをするには、虐待やDV、ストーカーなどのような被害がある場合に限られてしまいます。
現在進行形でなく、過去にこういうことがあったというのでも大丈夫ですよ。
私の同僚の配偶者は、子供のころに親からネグレクトされていたんだそうです。
高校卒業と同時に家を出て自力で生活してきたそうですけど、親が定年退職をしたころからお金の無心が始まったみたいで、絶縁するために戸籍の閲覧制限をかけてもらったと言っていました。
ただし、正当な理由さえあれば簡単に制限をかけてもらえる、というわけではありません。
まずは、警察に行って「住民票と戸籍の附票の閲覧制限を希望」と相談してください。
これは絶対に必須なプロセスです。
そこで、なぜ制限したいのか詳しく事情聴取を受けて、「それなら仕方ないよね」って認めてもらえたら書類を発行してもらえます。
それをもって役所に行ったら、住民票や戸籍の閲覧制限をかけてもらうことが出来るようになります。
少し手間がかかりますが、戸籍から現住所を知られてしまったりする心配はなくなります。
対応してくれる警察官によっては、「それくらいで大げさな」なんて言われたりすることもあります。
できるだけ証拠となるものを持っていってくださいね。
DVや虐待といったような被害があるわけではなく、過干渉だったり親の無心だったりといったようなことが理由だと、閲覧制限を認めてくれない場合もあります。
とはいえ、どうしても希望するのであればまずは相談にいってみてくださいね。
第三者に相談する
自分に近しすぎる人だと自分の親とも面識があり、相談しても親側に付いてしまう場合があります。
それだと相談しているのに、こっちが説得されたりして負の連鎖ですよね。
そんなときは、自分に近すぎない経験のある第三者に相談する、という方法もあります。
時には第三者のほうが、自分や近しい人が見落としている原因が分かることもあるかもしれません。
自分だけで考えるとどうしても視界が狭くなりがちです。
第三者である他人のほうが、状況を聞いてシンプルな答えが見えることもあります。
実際に第三者に相談したことで光が見えた人もいるようです。
参考にしてみてくださいね。
絶縁した親は養わなければいけないのか
親と絶縁をしたいほど関係が悪化しているのに、どうして親の面倒を見なければいけないの?
って思いますよね。
しかし、「親子にはお互いに面倒をみなければいけない、扶養関係がある」と言われており、義務なので親に何かがあった時には金銭的な援助をしなければいけないと言われています。
断った場合、裁判を行ってまで生活費を取られることもあると言われています。
絶縁した親の面倒を見るのは、絶対に嫌っていう気持ちはよく分かります。
これまでさんざん迷惑をかけられてきて、なんで生活の面倒をみてあげないといけないのかと。
実際問題としては、それまでの親子関係などを理由に扶養を断って生活保護を役所に認めさせたという人も多いです。
もし公的機関などから、血縁者であることを理由に親や兄弟の扶養を迫られたら、明確に理由と意思を告げてくださいね。
家族と絶縁する方法 法律的に有効な手続きが知りたい!何をすればいい? -さいごに
家族と絶縁したいと思っている人は実は少ない事ではないのです。
それだけ複雑な家族環境が増えているということになります。
法的な方法は残念ながらありませんが、物理的に離れることで絶縁したい気持ちを表すことが出来るので、連絡を絶ち、引っ越しをするところから始めてみると良いですね。
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