高校生の息子が勉強しない!親は放っておくべき?

子育て・家族

 

大学全入時代とも言われていますが、一部の中高一貫校に通う人を除いた多くの中学生には高校入試という難関がありますね。

高校入試は初めての受験という人も多く、親も大変です。

そんな難関を乗り越えて無事高校生になったのに。

高校生になったらすっかり勉強しない息子が…。

我が家の奮闘記です。

 

念願の高校に合格!

中学時代は中の上くらいの成績の息子は、努力の甲斐あってなんとか第一志望の高校に入ることが出来ました!

テスト前に一夜漬けで定期テストを凌いできた彼ですが、受験はそれなりに頑張ったようで、ちょっと背伸びの高校でしたが何とか合格することが出来ました。

入学式ではこれで子育てももう本当に一段落。

立派に高校生になって自分の思うように羽ばたいていってくれれば・・・。

なんてちょっとした寂寥感と肩の荷が下りた気楽さをかみしめていたのですが。

そんな心持は早半年で打ち切られてしまいました。

 

楽しそうな高校生活に暗雲が

高校生になると口数も随分少なくなりますが、毎日楽しそうな様子は伝わってきます。

中学の頃は定期テスト結果なども親のサインが必要で、定期テストの度に結果を持ってきていましたが、高校生になってからはなくなったようです。

「テスト結果とかこないの?」と聞くと「あー。自分で分かってるから」との事。

ふーん。そんなもんなんだと思っていました。

そんなある日学校から連絡が・・・。

「一度面談をしたいのでご都合のよい日に来ていただけますか?」とのこと。

寝耳に水だったので、訳も分からないまま、とりあえずその日は了承して、帰ってきた息子に聞いてみると・・・。

「あー。成績が悪くてー。赤ばっかなんだよね。」との事

「えー!!聞いてないよ!?そんなにまずいの!?」

「まあ…。」

良くよく問いただしてみると、本当は成績表にはサインがいる所、勝手に三文判を押して提出していたようであきれるばかりです。

時期は二学期の中間が終わった時点。

本人は何度か担任から指導を受けていたようです。

二学期の中間で挽回したら言おうと思っていたんだけど、中間試験の結果が悪くって言いだせなかったようです。

とほほ…。

成績が悪くて親が呼び出されるなんて思いもしませんでしたが、一応進学校だったので、厳しいんだなー。くらいに思っていたのですが。

 

まさかの留年騒動!?

面談は先生、息子、私の三者で行われました。

開口一番先生は「二学期の中間まで様子を見ていましたが、このままでは留年します。」との事。

なんですとー!!高校留年ですか!?

一気に背筋が凍りました。

どうやら、ちょっとお小言では済まない事態なようです。

「追試などで何とか点数を貰えた教科もありますが、追加の課題を提出日に出さないなどでは救いようがありません。」

え!課題出してないの!?聞いてないんだけど・・・。

息子を見ると「すいません…。」

先生は今度こっちに「家庭学習の様子はどうですか?家庭ではどのように指導されていますか?」

えっ!こっちに振られた!

正直、高校生なので、勉強は自分でするものと思っていたのでとても戸惑いました。

「もう高校生なので本人に任せてあったのですが。」と正直に答えました。

先生曰く「高校生なので本来は自分でやるべきですが、できないような場合は親御さんのフォローも必要だと思います。」ときっぱり。

えー!今どきの高校生は親が勉強の面倒まで見なくてはいけないの?

そんなことまで学校に言われるとは、いろんな意味でトホホです。

うーん、まあ、留年されて困るのは親も同じなので共同責任と言う事なのでしょうか。

一応、家でも勉強するように話し合っていきたいと思いますと答えて帰ってきました。

 

親の希望と子の希望

成績不振で留年なんて考えたこともなかったので頭の中はパニック状態ですが、家に帰って落ち着いて話してみることに。

親の希望●三年間で卒業して欲しい

留年は本人にとってもハードルが高いです。

なんせ同級生が先輩になるのですから。

留年するくらいなら通信制の高校に転校して留年しないで済む方がいいと判断しました。(通信制の高校だと1年時の単位が足りなくてもその科目を受けることで単位を取得すれば、三年で卒業することが出来るようです)

今の学校で留年することよりも、三年間で卒業することを優先したい。

子の希望●今の学校で卒業したい

今の学校生活は楽しい。

勉強面ではいろいろと問題もあるが心を入れ替えて勉強するので転校は勘弁してほしいとの事。

●勉強しない理由

部活や友達と遊ぶのが楽しくてついつい勉強がおろそかになった。

皆も遊んでいるので大丈夫だと思っていた。

一学期の成績が悪く、頑張ろうと思ったがどこから手をつけていいか分からなくなってしまい、向きあってこなかった。

中学生の時は提出物が遅れても先生に怒られるだけで済んでいたのでその感覚でいた。

 

話し合いの結果

○親としても出来れば転校して欲しくないので、今の学校で頑張ること。

○三年間で卒業して欲しいので1年生の終わりに留年が確定したら転校すること

○期末の結果で赤点が2個以上あったら部活はやめること

で落ち着きました。

親が勉強の管理をすることや、塾に通わせることも考えたのですが、もう義務教育ではない高校生です。

自分の事は自分で考える姿勢をきちんと持って欲しいと思い、あえてそれ以上の口を出すことはやめました。

親が手助けして留年しないより、自分で失敗して転校する方が将来的に本人の為になるのではないかと親も腹をくくりました。

 

後日談

部活を辞めるのがとても嫌だったようで、休日返上で勉強をしていました。

二学期末のテストでは学年平均くらいの点数を取ることもできてなんとか留年せずに2年生になることが出来ました。

2年生になったらまた、赤点スレスレの成績ばかり取るようになりましたが、赤点自体は取らないように本人なりに最低限の勉強はしているようです。

もうちょっと頑張って欲しいと親としては思うのですが、それもまた彼の人生なので見守ることが大事かなとも思っています。

あとは三年間で卒業してくれることを祈るばかりです。
 

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